朝の膳・拾伍|麦ごはんと鰆の幽庵焼き、春の香りを楽しむ朝ごはん

── 春の食材を取り入れた 一汁三菜 ──
冬の名残を感じながらも、少しずつ春の気配が近づく三月。
朝の空気はまだひんやりとしていますが、食卓には軽やかな季節の食材が並び始めます。


本日の朝ごはん

春を告げる魚 鰆(さわら) を主菜に、
ほろ苦い菜の花や新じゃがなど、春の食材を取り入れた 一汁三菜の朝ごはん をご紹介します。


今日の献立

一汁三菜の構成

区分料理名内容・特徴
主食麦ごはん白米に大麦を混ぜて炊いた、ぷちぷちとした食感が心地よい主食。食物繊維も豊富で、春の朝にも軽やかに楽しめます。
主菜鰆の幽庵焼き春を告げる魚「鰆」を、醤油・みりん・酒・柑橘で漬け込んで焼く幽庵焼きに。柚子やすだちの香りがふわりと広がります。
副菜①菜の花のおひたしほろ苦さが春らしい菜の花を、だしと薄口醤油でさっぱり仕上げた季節の副菜。
副菜②新じゃがの煮ころがし皮が柔らかい新じゃがを甘辛く煮含めた、ほくほくとした味わいの副菜。
汁物豆腐とわかめのすまし汁だしの香りを活かした澄んだ味わいの椀物。軽やかな朝の献立をやさしくまとめます。
香の物(おまけ)きゅうりと生姜の浅漬け生姜の香りが爽やかな浅漬け。麦ごはんとの相性も良く、口をさっぱり整えます。

献立のおすすめポイント

朝の膳・拾伍|おすすめポイント

  • 鰆は良質なたんぱく質が豊富で脂質はほどよく軽め。春の朝に食べやすい主菜です。
  • 麦ごはんは食物繊維が豊富で白米よりも軽やかな主食。朝の体にやさしくなじみます。
  • 菜の花のおひたしで春野菜のビタミンとほろ苦さを取り入れ、季節感のある献立に。
  • 新じゃがの煮ころがしでほくほくした満足感を加え、朝でも食べやすいバランスに。
  • すまし汁はだしの旨味を活かした軽やかな味付けで、全体をやさしくまとめます。

栄養バランス(1人前目安)

栄養素数値
エネルギー約505 kcal
たんぱく質約28 g
脂質約16 g
炭水化物約64 g
食物繊維約6.2 g
食塩相当量約2.3 g

栄養バランスの特徴

  • 麦ごはん+菜の花+わかめで食物繊維がしっかり確保
  • 鰆の良質なたんぱく質で朝のエネルギー補給
  • 幽庵焼き+煮ころがしの組み合わせでも 脂質は控えめ
  • だし中心の味付けで塩分は約2.3gと朝食として適度なバランス

※あくまで目安です。具材・量により変動します。


各料理のレシピ(2人前)

主菜:鰆の幽庵焼き(生の鰆)

鰆は「春を告げる魚」とも呼ばれ、
名前の通り春に旬を迎える魚です。

材料(2人分)

  • 鰆切り身 …… 2切れ
  • 醤油 …… 大さじ1
  • みりん …… 大さじ1
  • 酒 …… 大さじ1
  • 柚子皮 …… 少々

作り方

  1. 醤油・みりん・酒を混ぜて幽庵地を作る。
  2. 鰆を30分ほど漬ける。
  3. グリルまたはフライパンで焼く。
  4. 器に盛り、柚子皮を添える。

ポイント

  • 生の鰆は 漬け時間を長くしすぎない
  • 焼く前に漬け地を軽く拭くと焦げにくい。
  • 柚子皮を最後に添えると香りが立つ。

______________________

主菜:鰆の幽庵焼き(冷凍鰆)

材料(2人分)

  • 冷凍鰆切り身 …… 2切れ
  • 醤油 …… 大さじ1
  • みりん …… 大さじ1
  • 酒 …… 大さじ1
  • 柚子皮 …… 少々
  • 塩 …… 少々

作り方

  1. 鰆を冷蔵庫で解凍する。
  2. 軽く塩をふり、10分ほど置いて水分を拭く。
  3. 幽庵地に1時間ほど漬ける。
  4. グリルまたはフライパンで焼く。

ポイント

  • 冷凍魚は 水分が多いため塩をふって下処理する。
  • 漬け時間を少し長めにすると味が整う。
  • 焼く前に表面の漬け地を軽く拭く。

副菜①:菜の花のおひたし

春を代表する野菜 菜の花
ほろ苦い味わいが特徴で、季節の変わり目の体にやさしく響きます。

材料(2人分)

  • 菜の花 …… 1束
  • だし汁 …… 100ml
  • 醤油 …… 小さじ2
  • みりん …… 小さじ1

作り方

  1. 菜の花を塩を入れた熱湯でさっと茹でる。
  2. 水気を軽くしぼり、食べやすく切る。
  3. だし・醤油・みりんを合わせる。
  4. 菜の花を浸して味をなじませる。

ポイント

  • 茹ですぎないことで ほろ苦さと食感が残る。
  • 冷水に長くさらさない。
  • 前日に作ると味がなじみやすい。

副菜②:新じゃがの煮ころがし

春に出回る 新じゃがいも は、
皮が柔らかく、ほくほくした食感が魅力です。

材料(2人分)

  • 新じゃがいも …… 250g
  • 醤油 …… 大さじ1
  • みりん …… 大さじ1
  • 砂糖 …… 小さじ1
  • だし汁 …… 150ml

作り方

  1. 新じゃがはよく洗い、大きければ半分に切る。
  2. 鍋にじゃがいもとだしを入れる。
  3. 中火で煮て、調味料を加える。
  4. 煮汁が少なくなるまで煮絡める。

ポイント

  • 新じゃがは 皮付きのまま使える
  • 煮崩れしないよう弱めの火で煮る。
  • 煮汁を絡めながら仕上げると照りが出る。

汁物:豆腐とわかめのすまし汁

材料(2人分)

  • 絹ごし豆腐 …… 1/2丁
  • 乾燥わかめ …… 小さじ2
  • だし汁 …… 350ml
  • 薄口醤油 …… 小さじ1
  • 塩 …… 少々

作り方

  1. わかめを水で戻す。
  2. 豆腐を食べやすい大きさに切る。
  3. 鍋にだしを温め、豆腐を入れる。
  4. わかめを加え、醤油と塩で味を整える。

ポイント

  • 沸騰させないと 澄んだ味になる
  • わかめは入れすぎない。
  • シンプルな具材でだしを味わう。

主食:麦ごはん

白米に大麦を混ぜて炊いた麦ごはんは、ぷちぷちとした食感とさっぱりした後味が特徴です。

食物繊維を豊富に含み、軽やかな食後感が春の朝食にもよく合います。

焼き魚やおひたしなど、和食のやさしい味付けとも相性のよい主食です。

材料(2人分)

  • 米 …… 1合 (約180ml / 約150g)
  • 押し麦 …… 30g(約30ml)
  • 水 …… 炊飯器の目盛り+50ml

作り方:

  1. 米を研ぎ、炊飯釜に入れる。
  2. 押し麦を加え、水を入れる。
  3. 30分ほど浸水させる。
  4. 炊飯器で通常炊飯する。
  5. 炊き上がったら軽くほぐす。

ポイント

  • 押し麦を加えるときは 水を少し多めにする
  • 浸水時間を取ると麦がふっくら炊き上がる。
  • 麦のぷちぷちした食感が朝食に軽やかなアクセントになる。

きゅうりと生姜の浅漬け

材料(2人分)

  • きゅうり …… 2本(約200g)
  • 生姜 …… 10g
  • 塩 …… 小さじ1/2
  • 砂糖 …… 小さじ1/2
  • 酢 …… 小さじ1
  • 昆布(細切り) …… 2g

材料(2人分)

  • きゅうり …… 2本(約200g)
  • 生姜 …… 10g
  • 塩 …… 小さじ1/2
  • 砂糖 …… 小さじ1/2
  • 酢 …… 小さじ1
  • 昆布(細切り) …… 2g

作り方

  1. きゅうりは両端を切り、5mmほどの斜め切りにする。
  2. 生姜は皮をむき、細い千切りにする。
  3. ボウルにきゅうりと塩を入れて軽くもみ、10分ほど置く
  4. 出てきた水分を軽くしぼる。
  5. 砂糖・酢・昆布・生姜を加えて混ぜる。
  6. 冷蔵庫で 20〜30分ほどなじませる

朝の膳シリーズより

朝の膳で使い分ける「ごはんの種類」 白米・七分づき・玄米。それぞれの違いと、献立に合わせた選び方をまとめています。


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