🧂酢の物は、脂っこい料理の箸休めとしても、日本料理には欠かせない存在。
季節の食材と合わせて、食卓をさっぱりと引き締めてくれます。
今回は、和食の基本として知っておきたい「酢の物レシピ10選」と、美味しく作るためのポイントをご紹介します。
🍋 和食における酢の物の役割とは?
酢の物は、胃を刺激し食欲を促進する効果があります。
特に和食では「五味(甘・辛・酸・苦・塩)」のバランスを意識するため、「酸」は重要な役割を果たします。
🌿 基本の酢の物10選(季節の食材で楽しむ)
① きゅうりとわかめの酢の物(定番の組み合わせ)
材料
- きゅうり…1本
- 乾燥わかめ…2g(戻しておく)
- 塩…少々
三杯酢
- 酢…大さじ2
- 砂糖…大さじ1
- 醤油…小さじ1
作り方
- きゅうりは薄切りにして塩もみ、水気を絞る。
- わかめと合わせて三杯酢で和える。
ポイント
✅ きゅうりの水分をしっかり絞ると味がぼやけない。
② もずく酢(簡単・ヘルシー)
材料
- 生もずく…100g
- 酢…大さじ2
- だし…大さじ1
- 醤油・みりん…各小さじ1
作り方
- もずくをさっと洗い、水を切る。
- 調味料と合わせて冷やす。
ポイント
✅ だしを加えることで酸味がまろやかに。
③ 大根としらすの酢の物(冬向け)
材料
- 大根…5cm
- しらす…大さじ2
- 酢・砂糖・醤油…各大さじ1
作り方
- 大根を千切りにして軽く塩もみ。
- 調味料としらすと和える。
ポイント
✅ 食感を残すために塩もみは軽めに。
④ たこの酢の物(弾力を楽しむ)
材料
- 茹でたこ…100g
- きゅうり…1/2本
- 三杯酢…大さじ2〜3
作り方
- たこは薄切り、きゅうりは塩もみ。
- 三杯酢で和える。
ポイント
✅ 酢に漬けすぎるとたこが硬くなるので直前に和える。
⑤ 長芋と梅肉の酢の物(夏向け)
材料
- 長芋…5cm
- 梅干し…1個(たたく)
- 酢…大さじ1
- みりん…小さじ1
作り方
- 長芋を短冊切りにして酢水でさらす。
- 調味料と梅肉で和える。
ポイント
✅ 梅の酸味でさっぱり。彩りに青じそを添えても◎
⑥ れんこんとにんじんの甘酢和え(食感も楽しい)
材料
- れんこん…50g
- にんじん…30g
- 酢…大さじ2
- 砂糖…小さじ2
- 塩…少々
作り方
- れんこん・にんじんを薄切りし、さっと下茹で。
- 調味料と和えて冷やす。
ポイント
✅ 酢を加えた湯で茹でると色もきれいに保てます。
⑦ みょうがときゅうりの酢の物(香りを楽しむ)
材料
- みょうが…2本
- きゅうり…1本
- 三杯酢…大さじ2
作り方
- みょうがは薄切りにして水にさらす。
- きゅうりは塩もみし、三杯酢で和える。
ポイント
✅ みょうがは水にさらしすぎないのがコツ。
⑧ 春菊としめじの酢の物(秋〜冬向け)
材料
- 春菊…1/2束
- しめじ…1/2株
- 酢・しょうゆ…各大さじ1
- だし…大さじ1
作り方
- 春菊はさっと茹で、しめじは下茹でして冷ます。
- 調味料と合わせて和える。
ポイント
✅ 火を通しすぎないことで春菊の香りが引き立つ。
⑨ なすと大葉の酢の物(夏野菜の組み合わせ)
材料
- なす…1本
- 大葉…3枚
- 酢…大さじ2
- 砂糖…小さじ2
- しょうゆ…小さじ1
作り方
- なすは薄切りにして塩水にさらし、レンジで加熱。
- 大葉と調味料で和える。
ポイント
✅ なすの皮をむいてもやわらかく仕上がります。
⑩ ごぼうとにんじんの甘酢和え(根菜たっぷり)
材料
- ごぼう…1/2本
- にんじん…1/3本
- 酢…大さじ2
- 砂糖…大さじ1
- 塩…少々
作り方
- ごぼう・にんじんを細切りにし、さっと茹でる。
- 調味料と和える。
ポイント
✅ 根菜はあらかじめ酢を加えた湯で茹でると風味がアップ。
🍽 酢の物を美味しく作るポイント
✅ 水分の多い野菜は「塩もみ&水切り」が基本。
✅ 三杯酢は「酢:砂糖:しょうゆ=3:2:1」が黄金比。
✅ 酢の種類を変えると味に個性が出る(米酢、黒酢、リンゴ酢など)。
📌 まとめ|さっぱり美味しい副菜で和食を彩る
酢の物は、簡単に作れて栄養価も高く、和食のバランスを整える名脇役です。
旬の食材と基本の三杯酢をベースにすれば、アレンジも自在。日々の献立にぜひ取り入れてみてください。