発酵食品としても注目される「漬物」。毎日の食卓に彩りを添える定番から、簡単に作れる浅漬けまで、家庭で楽しめる和の漬物レシピを10種類ご紹介します。
🍚 和食に欠かせない「漬物」の魅力とは?
日本の食卓に欠かせない副菜、漬物。
発酵の力を活かしたものから、塩・酢・ぬか・味噌など多様な味つけがあり、料理の引き立て役としても優秀です。
🥒 和食の基本漬物10選
以下のような形式で紹介していきます。
1. きゅうりの浅漬け
材料(2〜3人分)
- きゅうり…2本
- 塩…小さじ1
- 昆布…5cm(細切り)
- 唐辛子…少々(お好みで)
作り方
- きゅうりを乱切りにし、塩と昆布・唐辛子と一緒にポリ袋へ。
- 軽くもんで空気を抜き、冷蔵庫で30分〜1時間ほど漬け込む。
ポイント
✅ 昆布のうま味と唐辛子のアクセントで、シンプルながら奥深い味わい。
2. 白菜の即席漬け
材料
- 白菜…2〜3枚(ざく切り)
- 塩…小さじ1
- ゆずの皮(あれば)…少々
作り方
- 白菜に塩をまぶして10分置き、軽く水分を絞る。
- ゆず皮を加え、全体を混ぜて冷やす。
ポイント
✅ ゆずの香りでさっぱり、箸休めにぴったり。
3. 大根の甘酢漬け(なます風)
材料
- 大根…5cm(千切り)
- 酢…大さじ2
- 砂糖…大さじ1
- 塩…小さじ1/2
作り方
- 大根を塩もみして水分をしぼる。
- 甘酢に漬けて30分以上置く。
ポイント
✅ 保存も効いて、おせちにも応用可能。
4. きゃべつの塩昆布漬け
材料
- キャベツ…2〜3枚
- 塩昆布…10g
- ごま油…少々
作り方
- キャベツをざく切りして塩昆布と和える。
- ごま油を数滴たらして風味を加える。
ポイント
✅ 火を使わずにすぐ作れる手軽な副菜。
5. ミョウガの甘酢漬け
材料
- ミョウガ…5個
- 酢…100ml
- 砂糖…大さじ2
- 塩…小さじ1/2
作り方
- ミョウガを縦半分にカットし、熱湯にさっと通す。
- 甘酢(酢+砂糖+塩)に漬けて冷蔵庫で1日置く。
ポイント
✅ 鮮やかなピンク色に発色。保存がきく常備菜。
6. カブの梅酢漬け
材料
- カブ…2個
- 梅酢…大さじ3
- 昆布…少々(細切り)
作り方
- カブを薄切りにして塩もみし、水気を切る。
- 梅酢と昆布に漬けて30分以上置く。
ポイント
✅ さっぱりした味わいで、梅の風味がアクセント。
7. セロリのピリ辛漬け
材料
- セロリ…1本
- 醤油…大さじ2
- 酢…大さじ1
- ごま油…小さじ1
- 鷹の爪…1本
作り方
- セロリを斜め切りにし、調味料をすべて合わせて漬ける。
- 冷蔵庫で30分以上置く。
ポイント
✅ 洋風の野菜でも和風テイストに変身。大人向けの味付け。
8. 人参と大根の紅白なます
材料
- 大根・人参…各5cm
- 酢…大さじ2
- 砂糖…大さじ1
- 塩…小さじ1/2
作り方
- 野菜を千切りにして塩もみし、甘酢に漬ける。
- 少ししんなりしたら完成。
ポイント
✅ お祝い料理にも使える紅白の一品。
9. パプリカの味噌漬け
材料
- パプリカ(赤・黄)…各1個
- 味噌…100g
- みりん…大さじ1
作り方
- パプリカをスライスして、味噌とみりんを合わせた床に漬ける。
- 1日漬けて、味噌をふき取って食べやすくカット。
ポイント
✅ 色合い鮮やか、食感もよくお弁当にもぴったり。
10. なすのぬか漬け
材料
- なす…1本(縦半分)
- ぬか床…適量
作り方
- なすのヘタを取り、水分をふいてぬか床に埋める。
- 1日漬けて、軽く洗ってカットする。
ポイント
✅ ぬか漬け初心者にもおすすめ。浅漬けなら6〜8時間でもOK。
「ぬか床」とは?
ぬか床とは、米ぬかに塩と水を加え、発酵させて作る自然由来の発酵食品で、野菜を漬け込むことで旨味や栄養を引き出します。
乳酸菌や酵母などの発酵菌が生きており、整腸作用や免疫力アップなどの健康効果も期待されています。
ぬか漬けの魅力は?
- 乳酸菌たっぷりで腸活にも◎
- 好みの野菜を短時間で漬けられる
- 継ぎ足しながら半永久的に使える
家庭で「育てる発酵食品」として、ぬか床を持つ方が増えています。
🥒 はじめてのぬか床レシピ(基本の作り方)
材料(1kg分のぬか床)
- 米ぬか:1kg
- 自然塩:100g
- 水:1リットル
- 昆布(5cm):1枚
- 唐辛子:2本
- 捨て野菜(キャベツの芯、大根の皮など):適量
作り方
- 米ぬかに塩を加え、少しずつ水を加えて混ぜる(味噌程度の柔らかさが目安)。
- 昆布・唐辛子を加え、捨て野菜を入れて混ぜる。
- 常温で1〜2週間、毎日かき混ぜて発酵を促す。
- 酸味と香りが出てきたら、本漬けのスタート。
ぬか床の管理ポイント
- 毎日1回はかき混ぜる(乳酸菌の酸化を防ぐ)
- 使わない時は冷蔵庫保存も可
- 野菜の水分でぬかがゆるくなったら、米ぬかを足して調整
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📌 美味しく漬けるポイント
✅ 野菜の水分をしっかり切ることで、味が入りやすくなります。
✅ 密閉容器やジップ付き袋で清潔に保管し、冷蔵保存を心がけましょう。
✅ 酢や塩の濃度はお好みで調整して、季節に合わせた漬け時間を見極めると◎
📝 まとめ|家庭で楽しむ、簡単&安心の「漬物生活」
漬物は食材の保存性を高めるだけでなく、食卓に彩りと食感を加えてくれる万能副菜です。
市販のものも便利ですが、自宅で漬けることで味加減や塩分調整ができ、健康にもやさしい選択に。
「ちょっと一品足りないな…」というときに、すぐ作れるレシピを覚えておくと心強いですよ。