【はじめに】
焼き魚は和食の基本のひとつ。旬の魚を使い、適切な焼き方をすることで、シンプルながらも奥深い味わいが楽しめます。
本記事では、各月の旬の魚とともに、基本の焼き魚10選のレシピを紹介します。
【目次】
- 月ごとの旬の魚一覧
- 基本の焼き魚10選とレシピ
- 美味しく焼くためのポイント
- まとめ
月ごとの旬の魚一覧
月 | 旬の魚 |
---|---|
1月 | ブリ、カレイ、サワラ |
2月 | タラ、サバ、ヒラメ |
3月 | イワシ、ホッケ、メバル |
4月 | サクラマス、カツオ、アジ |
5月 | カツオ、キス、イサキ |
6月 | アユ、スズキ、イワシ |
7月 | ハモ、カンパチ、サザエ |
8月 | サンマ、イシダイ、カワハギ |
9月 | サンマ、サバ、アジ |
10月 | サンマ、ブリ、カレイ |
11月 | タラ、カマス、ハタハタ |
12月 | ブリ、アンコウ、ヒラメ |
🟤
基本の焼き魚10選とレシピ
1️⃣ 塩焼き(サンマ)
材料(2人分)
サンマ:2尾
塩:適量
大根おろし:適量
すだち:1個
作り方
- サンマの表面に塩を振り、10分ほど置く
- グリルで両面を香ばしく焼く(片面5〜7分)
- 大根おろしとすだちを添えて完成
2️⃣ 幽庵焼き(ブリ)
材料(2人分)
- ブリ:2切れ
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 柚子の皮(千切り):適量
作り方
- 調味料を合わせ、ブリを30分ほど漬ける
- 軽く水気を拭き取り、グリルで焼く(片面5分)
- 柚子の皮を散らして完成
3️⃣ 西京焼き(サワラ)
材料(2人分)
- サワラ:2切れ
- 白味噌:大さじ3
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
作り方
- 調味料を混ぜ、サワラを1日漬ける
- 味噌を軽く落とし、グリルで焼く(片面5分)
- こんがり焼き色がついたら完成
4️⃣ 照り焼き(サバ)
材料(2人分)
- サバ:2切れ
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 砂糖:小さじ1
- 酒:大さじ1
作り方
- サバをタレに10分漬ける
- フライパンで両面を焼き、タレを絡める
- 照りが出たら完成
5️⃣ 一夜干し(アジ)
材料(2人分)
- アジ:2尾(開き)
- 塩:大さじ1
- 水:500ml
作り方
- 塩水にアジを30分漬ける
- 風通しの良い場所で半日干す
- グリルで焼いて完成
6️⃣ 柚庵焼き(カマス)
材料(2人分)
- カマス:2切れ
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 柚子の皮(千切り):適量
作り方
- 調味料を混ぜ、カマスを30分漬ける
- 軽く水気を拭き取り、グリルで焼く(片面5分)
- 柚子の皮を散らして完成
🟤コツ:
- 焼く前に皮をしっかり乾かす(キッチンペーパーで水分を取る)
- 強火で最初に皮を焼くことで、パリッと仕上がる
7️⃣ 塩麹焼き(サバ)
材料(2人分)
- サバ:2切れ
- 塩麹:大さじ2
作り方
- サバに塩麹を塗り、30分〜1時間漬ける
- 塩麹を軽く拭き取り、グリルで焼く(片面5分)
- こんがり焼き色がついたら完成
🟤コツ:
- **薄い魚(アジ、カマス)**は強火で短時間(4〜5分)
- **厚い魚(銀ダラ、ブリ)**は中火でじっくり(7〜10分)
8️⃣ にんにく味噌焼き(ホッケ)
材料(2人分)
- ホッケ:2切れ
- 味噌:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
- すりおろしにんにく:小さじ1
作り方
- 調味料を混ぜ、ホッケに塗る
- 10分ほど置いたら、グリルで焼く(片面5〜7分)
- 香ばしく焼き上げたら完成
🟤 コツ:
- グリルなら予熱しておく(くっつき防止)
- フライパンならクッキングシートを使うと簡単
- 皮目に少量の油を塗ると焼き上がりがキレイ
9️⃣ 酒粕焼き(銀ダラ)
材料(2人分)
- 銀ダラ:2切れ
- 酒粕:大さじ3
- 味噌:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
作り方
- 調味料を混ぜ、銀ダラを一晩漬ける
- 軽く水気を拭き取り、グリルで焼く(片面5分)
- 香ばしく焼き上げたら完成
🟤コツ:
- 表面の色が変わったらすぐ裏返す(長時間加熱しない)
- 厚みのある魚は途中でアルミホイルをかぶせて蒸し焼きにする
🔟 レモンバター焼き(スズキ)
材料(2人分)
- スズキ:2切れ
- バター:10g
- レモン汁:大さじ1
- 塩:適量
- 黒胡椒:適量
作り方
仕上げにレモン汁をかけて完成
スズキに塩と黒胡椒を振る
フライパンでバターを溶かし、スズキを焼く(片面3分)
🟤コツ:
- 焼きたてをすぐに食べられるように、他の料理の準備を先に済ませておく
- 焼いた後にアルミホイルをかぶせると温かさをキープできる
🟤美味しく焼くためのポイント
1️⃣ 下処理をしっかりする
臭みを取るために、塩を振って余分な水分を抜くことが大切。
2️⃣ 魚の厚みに応じて火加減を調整
厚い魚は中火でじっくり、薄い魚は強火で手早く焼く。
3️⃣ 焦がさないように注意
火が強すぎると表面だけ焦げて中が生焼けになることがあるので注意。
4️⃣ 焼き網やグリルを予熱する
網に魚がくっつかないように、先に熱しておくと◎。
6️⃣ 皮目をパリッと焼くには
皮がパリッと仕上がると香ばしさが増し、食感も良くなります。
7️⃣ 魚の厚みに合わせた焼き時間を調整する
魚の厚さによって適切な火入れ時間が変わります。
8️⃣ 魚がグリルやフライパンにくっつかないようにする
焼くときに網やフライパンに魚がくっつくと、皮が破れて見た目や食感が損なわれます。
9️⃣ 焼きすぎを防ぐ
魚は焼きすぎるとパサパサになり、旨味が逃げるので注意!
🔟 焼きたてを食べる!
焼き魚は時間が経つと風味が落ちるので、焼きたてが一番おいしい!
📝 まとめ
焼き魚は、旬の魚を選び、適切な焼き方をすることで、より美味しくなる和食の基本。
今回紹介した基本の焼き魚10選を活用し、家庭で本格的な焼き魚を楽しんでみてください!