和食の基本 さしすせそ|その役割と順序の理由、知って得する雑学付き

和食の「さしすせそ」とは?

和食の味つけにおける“順番の知恵”の歴史的背景

それぞれの意味と役割(砂糖・塩・酢・醤油・味噌)

「さしすせそ」の語源と順番に使う理由(浸透圧・香りの保持)


さしすせそ基本5種の特徴と風味の違い

さ(砂糖)

し(塩)

す(酢)

せ(醤油)

そ(味噌)


だしとの相性|調味料と風味の組み合わせ

調味料相性の良いだし特徴
砂糖昆布だし甘みを引き立てつつ上品に仕上がる
かつおだし旨味の相乗効果が生まれる
昆布×かつお酸味をまろやかにし、旨味を保つ
醤油かつお・いりこ香りと旨味のバランスが取れる
味噌煮干し・昆布味噌の風味を邪魔しないだしが◎

初心者向け!味つけの順番フローチャート

例:「煮物を作るときの判断フロー」


🍴 和食の基本 調味料・素材|大さじ・小さじ換算表(目安)

名称種類大さじ1(ml/g)小さじ1(ml/g)
砂糖(上白糖)基本(さ)約9g約3g
基本(し)約18g約6g
基本(す)約15ml約5ml
醤油基本(せ)約18ml約6ml
味噌基本(そ)約18g約6g
みりん和風調味料約18g約6g
和風調味料約15g約5g
白だし和風調味料約18g約6g
ポン酢和風調味料約15g約5g
出汁(液体)和風調味料約15g約5g
柚子胡椒薬味・調味料約6g約2g
わさび(チューブ)薬味約6g約2g
七味唐辛子香辛料約2g約0.7g
山椒(粉)香辛料約2g約0.7g
梅干し(1粒)調味料/副菜約10g(1粒)
おろししょうが薬味約6g約2g
おろしにんにく薬味約6g約2g
おろし大根薬味約15g約5g
すりごま薬味約6g約2g
刻みねぎ薬味約6g約2g
白米(うるち米)主食約13g約4.3g
もち米主食約13g約4.3g
卵(1個)つなぎ・素材約50~60g
片栗粉つなぎ・素材約9g約3g
小麦粉(薄力粉)つなぎ・素材約9g約3g
三温糖糖類約12g約4g
黒糖(粉状)糖類約9g約3g
蜂蜜糖類/液体約21g約7g
ケチャップ洋風調味料約18g約6g
マヨネーズ洋風調味料約12g約4g
牛乳食材/液体約15g約5g
オイスターソース中華調味料約20g約7g
中濃ソース洋風調味料約18g約6g
ごま油約12g約4g
サラダ油約12g約4g
オリーブオイル約12g約4g

📌備考


プロのおすすめ調味料ブランド・使い分け

醤油編(例)

味噌編(例)


まとめ|味つけの順序を知ることが、和食上達の第一歩

順番を守ると、味が変わる

さしすせそを意識して料理が変わった瞬間は、煮物をつくっていたときのことです。それまでは「なんとなく」調味料を入れていましたが、砂糖を先に加えると食材が柔らかく甘みを含み、塩を後から加えると味が引き締まる——その違いを実際に口で感じてから、順番の意味を体で理解しました。

砂糖の分子は塩より大きく、食材の内側に染み込むには時間がかかります。だから先に入れる。塩は浸透圧で水分を引き出す力が強いため、後から加えることで素材の旨みを逃さずに仕上げられる——料理の化学が「さしすせそ」という順番に凝縮されていると感じた瞬間でした。

酢を早く入れすぎた失敗

煮物に酢を加えるとき、加熱中に早い段階で入れてしまい、仕上がりに酸味がほとんど残らなかったことがあります。酢は加熱すると香りと酸味が飛んでしまうため、火を止める直前か、仕上げに加えるのが基本です。

さしすせその「す(酢)」が中盤に位置するのは、料理によって加えるタイミングを柔軟に変える必要があるからでもあります。酢飯のようにしっかり混ぜ込む場合と、酢の物のように仕上げで使う場合とでは、扱い方がまったく異なります。順番を知った上で、料理に合わせて応用することが大切です。

寿司屋の現場で感じた「す(酢)」の存在感

父の寿司屋で育つなかで、さしすせそのなかでも特に「す(酢)」の重要性を強く感じてきました。寿司飯(シャリ)は、炊きたてのご飯に合わせ酢を混ぜ込んで仕上げます。酢の量・温度・混ぜ方のわずかな違いが、シャリの味と食感に直接影響します。

プロの現場では、この「す」の扱いに誰よりも細心の注意を払います。家庭でも、酢飯をつくるときに合わせ酢の配合と混ぜるタイミングを丁寧に意識するだけで、仕上がりが大きく変わります。さしすせそは、和食の味をつくる上での「道しるべ」です。

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