朝の膳・玖|ぶりの照り焼きと和のやさしさを味わう朝ごはん

今日の献立

一汁三菜の構成(2人前)

  • 主食:白ごはん(または雑穀ごはん)
  • 主菜:ぶりの照り焼き
  • 副菜①:だし巻き卵
  • 副菜②:ほうれん草の白和え
  • 汁物:しじみの味噌汁

献立のおすすめポイント

脂ののったぶりに甘辛いタレを絡めた照り焼きは、ごはんが進む定番の一品。副菜には、ふんわりと優しい味わいの「だし巻きたまご」と、まろやかで栄養豊富な「ほうれん草の白和え」を添えました。ミネラル豊富なしじみの味噌汁が体に染みわたり、しっかり満足感がありつつ、バランスの取れた朝食です。


栄養バランス(1人前目安)

  • エネルギー:480 kcal(白ごはんの場合|約150g)
  • たんぱく質:28 g
  • 脂質:20 g
  • 炭水化物:42 g
  • 食物繊維:5g

各料理のレシピ(2人前)


主菜:ぶりの照り焼き

材料

  • ぶりの切り身 2切れ(1切れ約100g)
  • 醤油 大さじ1と1/2
  • みりん 大さじ1と1/2
  • 酒 大さじ1
  • 砂糖 小さじ2
  • サラダ油 少々

作り方

  1. フライパンに油を熱し、ぶりを中火で両面焼く。
  2. 調味料を合わせて加え、煮絡めるように焼く。
  3. タレがとろっと絡んだら火を止め、盛り付ける。

ポイント
・焼く前に軽く小麦粉をまぶすと、タレがよく絡みツヤ良く仕上がります。


副菜①:だし巻き卵

材料

  • 卵 3個
  • だし 大さじ3
  • 砂糖 小さじ1
  • 醤油 小さじ1/2
  • 油 少々

作り方

  1. 材料をすべてよく混ぜる。
  2. 卵焼き器に油を薄くひき、数回に分けて巻きながら焼く。
  3. 巻きすで整えて形を整え、冷ましてから切る。

ポイント
・巻いた後に巻きすで成形すると、きれいに仕上がります。


副菜②:ほうれん草の白和え

材料

  • ほうれん草 1/2束
  • 木綿豆腐 1/4丁(約75g)
  • すりごま 小さじ2
  • 醤油 小さじ1
  • 砂糖 小さじ1

作り方

  1. 豆腐は水切りしてつぶす。
  2. ほうれん草は茹でて3cmに切る。
  3. 調味料と豆腐を混ぜてからめる。

ポイント
・豆腐はしっかり水切りすると、味がなじみやすくなります。


汁物:しじみの味噌汁

材料

  • しじみ:100g
  • だし汁:400ml
  • 味噌 大さじ1と1/2
  • 小ねぎ 少々

作り方

  1. しじみは砂抜きしてよく洗う。
  2. だし汁にしじみを入れて加熱し、口が開いたら火を弱める。
  3. 味噌を溶き入れて仕上げ、小ねぎを添える。

ポイント

・加熱しすぎず、しじみが開いたらすぐ味噌を入れるのがコツ。


しじみの砂抜き|旨味を引き出す下処理のコツ

しじみの美味しさを引き出すには、丁寧な砂抜きが欠かせません。下記の手順でえぐみのない出汁を楽しみましょう。

準備するもの:
  • しじみ(人数分)
  • 水(200~300ml程度)
  • 塩(0.5%濃度の塩水を作る)
  • ボウルまたはバット
  • 新聞紙またはアルミホイル
手順:
  1. 流水で軽くこすり洗いして汚れを落とす
  2. 水200ml+塩小さじ1で塩水を作る
  3. しじみを重ならないように塩水に浸す
  4. 新聞紙などで覆い、2〜3時間放置(室温)
  5. 砂を吐いたら軽く洗い、調理へ
🔸 注意:夏場は冷蔵庫で。低温すぎると砂を吐かないので注意。

まとめ|朝の膳・玖(きゅう)

「朝の膳・玖」では、香ばしい「ぶりの照り焼き」を主役に、和の定番「だし巻きたまご」「白和え」などバランスの取れた一汁三菜の献立です。

・ しっかりした味の主菜に、やさしい副菜が調和

・ 体にやさしいしじみ汁でミネラル補給

・ 毎日続けたくなる、栄養バランスに配慮した構成

忙しい朝にも無理なく作れるレシピを通して、和の朝食で心と体を整えるという朝の膳のテーマを体現した献立です。



一日を始める、和のこころ

季節の恵みを活かした「一汁三菜」の朝ごはんで、毎朝元気にスタート。
からだにやさしい和のリズムを、日々の暮らしに。

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