朝の膳・拾玖|鯵の塩焼きと新じゃが、初夏を感じる和の朝ごはん

四月も後半になると、朝の光がすこし力強くなってきます。
鯵が脂をのせ始め、新じゃがも出回る、春と初夏のあいだの季節。

シンプルな塩焼きで鯵の旨みをまっすぐ味わい、新じゃがと春ほうれん草で彩りよく整えた朝ごはんです。

本日の朝ごはん

今日の献立

区分料理名内容・特徴
主食白米ふっくら炊いた白米。鯵の塩焼きとの相性が抜群。
主菜鯵の塩焼き春に脂がのり始める鯵をシンプルに塩焼きに。大根おろしと一緒に。
副菜①新じゃがのそぼろあん春の新じゃがを鶏そぼろのあんで包んだ、ほくほく温かな副菜。
副菜②春ほうれん草のごま和え甘みの増した春ほうれん草をごまの風味でやさしく和えた定番副菜。
汁物しじみの味噌汁旨みたっぷりのしじみ汁。肝臓をいたわるオルニチンも豊富。
香の物(おまけ)野沢菜漬け程よい塩気と歯ごたえで、ご飯が進む箸休め。

献立のおすすめポイント

  • 鯵はDHA・EPAが豊富で、良質なたんぱく質を朝から補給できます。
  • 新じゃがはビタミンCが豊富で、春の紫外線対策にも役立ちます。
  • ほうれん草の鉄分と、しじみのオルニチン・亜鉛で疲労回復をサポート。
  • 塩焼きはシンプルな調理で素材の旨みを最大限に活かせます。
  • 大根おろしを添えることで脂の消化を助け、さっぱりといただけます。

栄養バランス(1人前目安)

栄養素数値
エネルギー約495 kcal
たんぱく質約26 g
脂質約13 g
炭水化物約66 g
食物繊維約5.5 g
食塩相当量約2.2 g
※あくまで目安です。具材・量により変動します。

各料理のレシピ(2人前)

主菜:鯵の塩焼き

鯵は「味がいい」からその名がついたともいわれる、身近で栄養豊富な魚。春から初夏にかけて脂がのり、シンプルな塩焼きが一番おいしい季節です。

材料(2人分)

  • 鯵 …… 2尾
  • 塩 …… 小さじ1/2
  • 大根おろし …… 適量
  • 青じそ …… 2枚
  • すだち(またはレモン) …… 1/2個

作り方

  1. 鯵のうろこ・内臓・えらを取り除き、よく洗って水気を拭く。
  2. 両面に塩をふり、15分ほど置く。
  3. 出てきた水分を拭き取る。
  4. グリルまたは魚焼き網で中火で両面をこんがりと焼く。
  5. 器に盛り、大根おろし・青じそ・すだちを添える。

ポイント:塩を早めにふることで余分な水分と臭みが抜ける。焼く前に水分を拭くと皮がパリッと仕上がる。

副菜①:新じゃがのそぼろあん

皮が薄くほくほくとした食感の新じゃがは、春ならではの食材。鶏そぼろのあんをたっぷりかけた、やさしい味わいの副菜です。

材料(2人分)

  • 新じゃがいも …… 250g
  • 鶏ひき肉 …… 80g
  • だし汁 …… 200ml
  • 醤油 …… 大さじ1
  • みりん …… 大さじ1
  • 砂糖 …… 小さじ1
  • 片栗粉 …… 小さじ1(水小さじ2で溶く)
  • 生姜(すりおろし) …… 少々

作り方

  1. 新じゃがはよく洗い、皮付きのまま半分に切る。
  2. 鍋に新じゃがとだし汁を入れ、中火で10〜12分煮る。
  3. じゃがいもを取り出し、器に盛る。
  4. 同じ鍋に鶏ひき肉と生姜を加えて炒め、醤油・みりん・砂糖で調味する。
  5. 水溶き片栗粉でとろみをつけ、じゃがいもにかける。

副菜②:春ほうれん草のごま和え

材料(2人分)

  • ほうれん草 …… 1束(約200g)
  • 白すりごま …… 大さじ2
  • 醤油 …… 小さじ2
  • みりん …… 小さじ1
  • 砂糖 …… 小さじ1/2

作り方

  1. ほうれん草を塩を入れた熱湯で1〜2分茹でる。
  2. 冷水にとり、水気をよくしぼる。
  3. 3〜4cmに切る。
  4. ごま・醤油・みりん・砂糖を合わせて和える。

汁物:しじみの味噌汁

材料(2人分)

  • しじみ(砂抜き済み) …… 150g
  • だし汁 …… 300ml
  • 水 …… 50ml
  • 味噌 …… 大さじ1と1/2
  • 小ねぎ(小口切り) …… 適量

作り方

  1. しじみをよく洗う。
  2. 鍋にしじみ・水を入れ、中火にかける。
  3. 口が開いたらだし汁を加えて温める。
  4. 沸騰直前に味噌を溶く。
  5. 器に注ぎ、小ねぎを散らす。

ポイント:しじみは口が開いたらすぐ火を弱める。煮すぎると身が硬くなる。しじみのオルニチンは肝臓の働きをサポートする栄養素。

🥬 野沢菜漬け(家庭で作る簡易版)

材料(2人分)

  • 野沢菜 …… 200g
  • 塩 …… 小さじ1(約2%目安)
  • 砂糖 …… 小さじ1/2
  • 醤油 …… 小さじ1/2
  • 昆布(細切り) …… 2g
  • 唐辛子(輪切り・任意) …… 少々

作り方

  1. 野沢菜はよく洗い、4〜5cmの長さに切る
  2. ボウルに入れ、塩をふって軽くもみ込む。
  3. 10〜15分ほど置き、水分を出す
  4. 軽く水気をしぼる。
  5. 砂糖・醤油・昆布・唐辛子を加えて混ぜる。
  6. 保存容器に入れ、冷蔵庫で 30分〜1時間なじませる

ポイント

  • 塩分は 約2%が食べやすい目安(朝食向き)
  • 強くしぼりすぎないことで シャキッとした食感を保つ
  • 昆布を加えることで 旨味が自然に増す
  • 一晩置くとさらに味がなじむ


和の朝を、ひと膳から。毎朝の献立づくりに、和食の知恵と四季の味覚を。

一日を始める、和のこころ

季節の恵みを活かした「一汁三菜」の朝ごはんで、毎朝元気にスタート。
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朝の膳シリーズ

壱〜拾陸を一覧で見る

季節の食材を取り入れた一汁三菜の朝ごはんを、シリーズでご紹介しています。 気になる回から、どうぞゆっくりご覧ください。

  • 鮭の塩焼き・ほうれん草のおひたし・切り干し大根
  • さばの味噌煮・長芋の梅かか和え・小松菜としめじ
  • 鶏の照り焼き・根菜のきんぴら・菜の花からし和え
  • 鯖の塩焼き・ひじきと大豆の煮物・きゅうりとみょうがの甘酢和え
  • 鶏むね肉の梅しそ焼き・小松菜と油揚げの煮浸し・トマトとおかかの和え物
  • 豚肉の冷しゃぶ 梅ポン酢だれ・枝豆と豆腐の白和え・きゅうりとみょうがの浅漬け
  • 銀鱈の西京焼き・ほうれん草としめじのおひたし・かぼちゃの甘煮
  • 鮭の塩麹焼き・小松菜と油揚げのお浸し・れんこんと人参のきんぴら
  • ぶりの照り焼き・だし巻き卵・ほうれん草の白和え
  • 鶏肉のみそ焼き・ピリ辛こんにゃく・おくら胡麻和え
  • 拾壱 鮭の南蛮漬け・じゃがいもの塩昆布和え・プチトマトの甘酢漬け
  • 拾弐 豚の味噌柚庵焼き・水菜としらすの和え物・れんこんのきんぴら
  • 拾参 ぶりの柚子塩麴焼き・ほうれん草とゆばのおひたし・かぶのそぼろあん
  • 拾肆 鯛の酒蒸し・小松菜と油揚げのおひたし・長芋の梅和え
  • 拾伍 鰆の幽庵焼き・菜の花のおひたし・新じゃがの煮ころがし
  • 拾陸 だし巻き卵・春キャベツの酢の物・ごぼうと人参のきんぴら