目次
はじめに
乾物は、栄養が凝縮され、保存性も高く、旨みたっぷりな和の伝統食材です。干ししいたけ、切り干し大根、ひじきなど、乾物には「戻す」ひと手間がある分、旨みと栄養が増します。
本記事では、乾物の魅力を引き出す「時短」「節約」「健康」すべてに嬉しいレシピ10選を、切り方や調理のポイントとともに紹介します。
【目次】
- ① 切り干し大根の煮物
- ② ひじきの五目煮
- ③ 高野豆腐の含め煮
- ④ 干ししいたけの炊き込みご飯
- ⑤ 干しわかめの酢の物
- ⑥ 桜えびと切り干しのかき揚げ
- ⑦ 干し椎茸のうま煮そば
- ⑧ とろろ昆布のお吸い物
- ⑨ 乾燥野菜ミックスの味噌汁
- ⑩ 干し芋のスイーツ風おやつ
① 切り干し大根の煮物
材料(2〜3人分)
- 切り干し大根:30g
- にんじん:1/3本
- 油揚げ:1枚
- だし汁:200ml
- 醤油:大さじ1.5
- みりん:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- ごま油:小さじ1
作り方
- 切り干し大根は水で戻し、水気を絞って食べやすく切る。
- にんじんは千切り、油揚げは細切りにする。
- 鍋にごま油を熱し、切り干し大根、にんじん、油揚げを炒める。
- だし汁を加えて煮立たせ、調味料をすべて加えて中火で10分煮る。
- 汁気が少し残るくらいで火を止め、味をなじませる。
おすすめポイント
- 常備菜としても活用でき、冷蔵で3日保存可能。
- 食物繊維が豊富で腸活にも◎。
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② ひじきの五目煮
材料(2〜3人分)
- 乾燥ひじき:20g
- にんじん:1/3本
- 大豆の水煮:50g
- 油揚げ:1枚
- だし汁:200ml
- 醤油:大さじ1.5
- 砂糖:小さじ2
- みりん:大さじ1
- ごま油:小さじ1
作り方
- ひじきは水で戻して水気を切る。
- にんじんと油揚げは細切りにする。
- ごま油で具材を炒め、だし汁を注いで調味料を加える。
- 中火で10分ほど煮て、汁気が減ったら完成。
おすすめポイント
- 鉄分・ミネラル豊富で栄養バランスもばっちり。
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③ 高野豆腐の含め煮
材料(2〜3人分)
- 高野豆腐:4枚
- だし汁:300ml
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- 酒:大さじ1
作り方
- 高野豆腐はぬるま湯で戻し、水気を絞って食べやすい大きさに切る。
- 鍋にだし汁と調味料を入れて煮立てる。
- 高野豆腐を入れて落とし蓋をし、弱火で10〜15分煮る。
- 火を止めてそのまま冷ますと味がよく染みる。
おすすめポイント
- 肉や魚の代用に便利な植物性タンパク源。
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④ 干ししいたけの炊き込みご飯
材料(2合分)
- 干ししいたけ:4枚
- 米:2合
- にんじん:1/3本
- 油揚げ:1枚
- しいたけの戻し汁+水:360ml
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
作り方
- 干ししいたけを水で戻し、薄切りにする(戻し汁は取っておく)。
- にんじんと油揚げも細切りにする。
- 炊飯器に米、戻し汁+水、調味料、具材を入れて炊飯する。
おすすめポイント
- 戻し汁が絶品の天然だしに。うま味がご飯にしみわたる。
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⑤ 干しわかめの酢の物
材料(2人分)
- 干しわかめ:5g
- きゅうり:1本
- 酢:大さじ2
- 砂糖:小さじ1
- 醤油:小さじ1
- 塩:少々
作り方
- わかめは水で戻し、食べやすい大きさに切る。
- きゅうりは薄切りにし、塩もみして水気を絞る。
- 調味料を合わせてわかめときゅうりを和える。
おすすめポイント
- さっぱり味で箸休めにぴったり。食物繊維も豊富。
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⑥ 桜えびと切り干し大根のかき揚げ
材料(2人分)
- 桜えび(乾燥):10g
- 切り干し大根:20g
- 玉ねぎ:1/4個
- 小麦粉:大さじ4
- 片栗粉:大さじ1
- 冷水:大さじ3
- 揚げ油:適量
- 塩:少々
作り方
- 切り干し大根は水で戻して水気を絞り、食べやすく切る。
- 玉ねぎは薄切りにする。
- ボウルに材料をすべて入れ、冷水でさっくり混ぜる。
- 170℃の油で、スプーンでまとめて落とし、両面をこんがり揚げる。
- 油を切り、塩をふって完成。
おすすめポイント
- 桜えびの香ばしさと切り干し大根の甘みが絶妙。
- 冷めても美味しいのでお弁当にも◎。
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⑦ 干し椎茸のうま煮そば
材料(2人分)
- 干し椎茸:4枚
- そば(乾麺):2人分
- だし汁:500ml
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ1.5
- 砂糖:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 青ねぎ:適量
作り方
- 干し椎茸は戻して薄切りにする。
- だし汁を温め、椎茸と調味料を加えて10分ほど煮る。
- そばを表示通りに茹で、水でしめて器に盛る。
- 椎茸のうま煮と汁をかけ、刻みねぎを添える。
おすすめポイント
- 干し椎茸の戻し汁と旨みを活かした、滋味あふれる一品。
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⑧ とろろ昆布のお吸い物
材料(2人分)
- とろろ昆布:5g
- だし汁:400ml
- 醤油:小さじ1
- 塩:少々
- 三つ葉またはねぎ:少々
作り方
- だし汁を温め、醤油と塩で味をととのえる。
- 器にとろろ昆布を入れ、熱々の汁を注ぐ。
- 三つ葉や刻みねぎを散らして完成。
おすすめポイント
- 時短で本格味。とろろ昆布のうま味が広がる一杯。
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⑨ 乾燥野菜ミックスの味噌汁
材料(2人分)
- 乾燥野菜ミックス:大さじ3
- 味噌:大さじ1.5〜2
- だし汁:400ml
- 豆腐(お好みで):50g
作り方
- 乾燥野菜を水でさっと戻し、水気を切る。
- だし汁を温め、野菜と豆腐を加える。
- 味噌を溶かし入れて火を止める。
おすすめポイント
- 忙しい朝にも便利な一杯。保存が効いてロスもなし。
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⑩ 干し芋のスイーツ風おやつ
材料(2人分)
- 干し芋:100g
- バター:10g
- シナモン(お好みで):少々
- はちみつ:小さじ1
作り方
- 干し芋を一口大に切る。
- フライパンにバターを溶かし、干し芋を弱火で焼く。
- 両面に軽く焼き色がついたら火を止め、はちみつとシナモンをかける。
おすすめポイント
- 自然な甘みで子どものおやつにも安心。
- シナモンの香りがアクセントに。
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【まとめ】
乾物は、和食の知恵が詰まった「旨みの宝庫」。常備しておけば、思い立った時にすぐ作れる時短メニューとしても重宝します。乾物の特性を活かした戻し方や調理法を知ることで、より深い味わいを楽しめます。